「東京で開催されたワインパーティである夫妻との出会いがあった」
二年前の6月、東京で開催されたワインパーティである夫妻との出会いがあった。
その二人の名前はステファン・ヘンチキとプルー夫人。オーストラリアの有名なワイナリー「ヘンチキ」のオーナー夫妻でてある。
食事の席が偶然にもプルー夫人の隣だった私は、彼女と親しくなりオーストラリアワインについて教えてもらい学んだ。
夫妻はディナーの終わりに私に声を掛けてくれた。
「短時間では何も伝えられいから是非オーストラリアに遊びにおいで、色々案内するから。」
暖かい言葉に感激し、私は予定を立てオーストラリアに向う。
空路10時間、アデレードに着きホテルへ向かい部屋に入るとヘンチキの主人ステファンからFAXが届いていた。
明日このホテルまで迎えに来るとの事。
翌早朝、ステファンと一緒にいざバロッサ・ヴァレーのヘンチキ・ワイナリーへ向かう。畑をくまなく案内してもらいワイナリーの中へ、歴代オーナーが作ったワインが並ぶミュージアム、そこに外国人が入ったのは初めてと話してくれた。
時間を忘れワインを見ていると後ろから「Welcome」の声が聞こえ、愛犬と共にプルー夫人がきた。
夫人の案内でヘンチキが造る全てのワインを試飲。それを終えると一緒にランチをと食事を用意してくれた。
食事も終えアデレード市内にもどり夫妻が街並を案内してくれた。
後にシドニーのワインショップの店員から聞いた話だと、ヘンチキには地元のバイヤーも入れる事も無く、ましてや夫妻に案内してもらう事なんて信じられいと言われ、ヘンチキ夫妻とワインの大ファンになった。
帰国後すっかりオーストラリアワインの虜になり片端からオーストラリアワインを楽しんでいると、案内が届いた。
オーストラリア大使館主催の「ワインチャレンジ」と言うコンテストの告知だった。
ものは試しと応募を試みた。
筆記テストとテスティングレポート等を猛勉強で何とか突破し250名中6名のファイナリストに選ばれた。
最終決勝はテスティングとマリアージュ(ワインと料理の相性)のスピーチ。
審査員はソムリエ協会名誉会長と会長、‘00年日本最優秀ソムリエの方の3名。
舞台に上がっただけで心臓がとまりそうだった。
結果は阿部誠さんが優勝。彼は唯一面識があり控室で話をした方。そして今年‘02年全日本最優秀ソムリエに輝いた彼だった。
その阿部さんの胸を借り、共に決勝の舞台に上がれた事は私のソムリエ人生にとって良い経験となった。
そのきっかけをくれたヘンチキ夫妻に感謝の意を込め、これからもオーストラリアをはじめ世界各国のワインをこの浜松で多くの方々にお届けしていきたいと思う。 |
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