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“アンジェロ・ガイヤ”イタリアで一番有名なワインの造り手ではないだろうか?
彼は来日すると食事を共にする友人のひとり。
2002年6月に来日した時「トスカーナに自慢のワイナリーを作った!一度見に来いよ。」と言った。
「OK!なるべく早く行きます。案内をお願いします。」彼は笑顔で承諾してくれた。
スケジュールを調整し9月に新しく作ったと言うワイナリーのあるトスカーナへ向かった。
ワイナリー“カマルカーダ”に着くと、彼が門の前で出迎えてくれた。
「やぁ、よく来たね。さっそく案内するよ。」
時間が勿体無いのか?ただのセッカチなのか?駆け足で広いワイナリーを案内。
ワイナリーの半分が地階。その上部半分の建物の屋上部分には植樹を施し自然と調和、内側は白と黒を基調としたシックな作りと有名デザイナーによるオブジェの数々。
素晴らしいワイナリーだった。
案内と共にテスティングも終え、近くのレストランにて食事を共にした。
その際に、日本から用意していた彼のワインの空瓶に濃い口醤油を詰めた物を渡した。
不思議そうに自分が造ったワインのはずのボトルをながめ、何かひらめいたかのように抜栓し香りを確認。
満面の笑みで「こんなワインは造ったことないぞ!」といって、ちょうど出てきた白身魚のポワレにオリーブオイルとその醤油をかけ「うまい!」と言ってくれた。
食事を終え彼の故郷ピエモンテのバルバレスコへ向かう。
今夜はそこで一泊。翌朝ワイナリーに着くと又もや門の前で彼が出迎えてくれた。
大きな門を開けながら「昔はこんな門は無かったし、最近見学者が増え大変でね、やむおえず見学者は一切受付けない事にした。でも今日は特別だ!」
そんな言葉に余計に喜びワイナリーの中に進んだ。
古い歴史のある建物、“GAJA”という名醸ワインを造り出す源。
まさに感無量。
地下のワイン庫を奥に進むと向かいのカステロ・バルバレスコ=“バルバレスコ城”に繋がった。
古くなった城を買い取りホテルに改造中だそうだ。
テスティング時に娘の名“GAIA”とおばあ様の名“RAY”という白ワインを飲んだ。
とても素晴らしく彼の家族への愛情を感じた。
その後の食事の時に「醤油のお返しだ」と言って高級ワインで知られる彼の“バローロ・スペルス”というワイン、しかも20世紀最高の年1990年、3・のWマグナムボトルをプレゼントしてくれた。
「実は後二本しか残っていないんだ、AKIはソムリエ。私にサーヴィスしてくれ!」
私がワインをグラスに注ぐ時彼は「このワインを造った時君を知らなかった、だが今君にそれを注いでもらっている運命とは面白い。」
別れの際、「今度はホテルのオープンのレセプションにおいで。次は何を飲もうか?」と言ってくれた。
2004年が楽しみになった。またもやワイン人生が面白くなってきた!
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